食器棚が倒れることでのデメリットは、大型なので避難経路をふさいでしまう可能性があります。
さらに厄介なのは震災によって倒れると、保管していた皿やコップが外に飛び出て割れてしまうことです。
割れたコップや皿は避難経路をふさいでしまうだけでなく、表面が尖っていると触れただけで大けがをしてしまう場合も考えられます。
実際に昭和から令和にかけて大きな震災が起きましたが、経験した多くの人が倒れた食器棚に苦しめられたと証言しているのです。
日本は世界有数の地震大国のため、やはりいざという時を考慮ししっかりと転倒防止対策をする必要があります。
一人暮らしなど小規模の人数で生活をするのであれば、無理をせずに縦幅がないタイプを選ぶだけでも転倒防止につながるのでおすすめです。
そのほかに食器棚の下部分に、割れやすい皿やコップを置くだけでも被害を最小限にすることができます。
大型の食器棚が備え付けられている賃貸マンションや、大型の食器棚を譲られて利用する場合には別の転倒防止策としてストッパーを活用するとよいです。
ストッパーには伸縮性の棒タイプが一般で、脚立に乗って食器棚のてっぺんに伸縮性の棒を伸ばして天井にひっつけます。
棒が振動を吸収することによって、大型の震災が来ても倒れづらくします。
そのほかに最新型として、設置する前に床に置いて振動を吸収する耐震ジェルもあるので状況によって選ぶとよいです。