部屋のレイアウト検討や模様替えにおいて、生活動線を意識することは非常に重要です。
生活導線とは文字どおり暮らしの中で移動するルートを指します。
家の中で自由に行動しているように思えても、多くの人は一定のルートを辿るように歩いています。
それを踏まえて部屋作りをすると、スムーズに移動しやすい生活環境を実現しやすいです。
よって、家具の配置を考えるなら、明確にしておくことがポイントになります。
たいていの人にとって生活導線とは普段意識していないものです。
そのため、いきなり尋ねられても答えられないケースもあるでしょう。
実際の生活をシミュレーションしてみることでヒントを得られます。
不動産会社などではCGを用いたツールを使って、高精度なシミュレーションを行うことも珍しくありません。
しかし、自分たちで行う場合は、もっとアナログ的な手法を用いるのが一般的です。
部屋の図面を用意してそこに書き込んでいくという方法もよく使われます。
実際に移動してみて、忘れないうちに鉛筆などで記入していきます。
線が何重にも重なって見にくくなるので、最後は清書をして仕上げることが多いです。
そうして図面を完成させて、家具などのイラストも描いていくと分かりやすいです。