カーテンの長さは一般的には、掃き出し窓は床から1~2cm浮くくらい、腰高窓は窓下から15~20cmくらいの長さが最適とされています。
でも既製品のカーテンのサイズにはそれほど幅がありませんから、絶妙に長すぎたり短すぎたりすることがあります。
まずカーテンの丈があまりにも長い場合は、極端に分厚いカーテンでなければ裾上げで解決します。
もちろん自宅で行なうこともできます。
ただ折っただけではすでに縫われている裾部分と重なって厚すぎて留められないので、最初にカーテンの裾をカットします。
希望のカーテンの長さに、折り返すための縫い代幅10センチ程度を加えた丈に印をつけ、布用のはさみでまっすぐ切ります。
次に縫い代部分をアイロンで裏に折り返して、留めます。
方法は、手縫いやミシンはもちろん、安全ピンや裾上げテープ、布用の両面テープや接着剤などが使えます。
逆に丈がとても短い場合は、裾の折り返されている部分をほどいて丈を伸ばせる場合があります。
先の鋭いはさみでミシンで縫われている糸を根気よく切っていきましょう。
次にアイロンをかけて可能な限り元の折りジワを取り、希望の丈に近付くように再度縫い代を裏に折ります。
長い時と違って縫い代幅を10センチ取ることは難しいですが、2センチ程度は確保しましょう。
留める方法は長い時と同じです。
裾上げを行なうほどではないけれど微妙に長い短い、そんな時はカーテンフックをアジャスター付きのものに取り替えるだけで簡単に長さ調整ができます。
0.5から4センチの範囲で上にあげたり下にさげたりして丈を変えることが可能です。
カーテンをすぐに買い換えられない時には、長さ調整を試してみましょう。