たいていの世帯においてテレビは必需品であり、リビングの壁際などに配置されています。
いろいろな角度から見られるように、部屋のどこからでも見えるように置かれやすいです。
その結果、家具やインテリアの中で存在感が上位に位置します。
したがって、そこに生活感が漂いすぎていると、室内空間全体がそのような印象になりかねません。
テレビ自体のデザインは良くても、それを置くテレビ台がいまいちなケースも見受けられます。
視聴中は気にならなくても、電源を切っている状態だと視線が下に向かいやすいです。
そうなると生活感が一気に増してしまうので気を付けましょう。
そこでポイントになるのは、その発生源と室内空間をうまく遮断することです。
遮断といっても外に運び出して、距離的に離すという意味ではありません。
あくまでも視覚的に切り離すという意味であり、布で隠すことが基本的な方針になります。
この布の選び方で室内空間のイメージは自由に変更が可能です。
黒や濃紺の生地を使った場合、ワンポイントのアクセントとして、部屋の雰囲気が引き締まりやすくなります。
一方、テレビ台を暖色系の布で隠すと、その一帯が膨張しているように見えるでしょう。
部屋に柔らかいテイストをもたらします。